日本文化デザインフォーラムとは

設立の経緯

日本文化デザインフォーラムJapan Inter-Design Forum (JIDF)は、アート、デザイン、建築、科学、哲学、文学、評論、伝統芸能、都市計画、写真、食、音楽、映像等など、多彩な分野の先端的な活動をしている専門家約120 名が自発的に集まった任意の団体です。それぞれの専門ジャンルの垣根を超えて会員相互で交流・啓発しあうことで、これまでにない発想を生み出し、多角的な視点から日本及び世界の「文化をデザイン」することを目的に活動しています。

日本文化デザインフォーラム設立の発端は、1979年6月、米コロラド州アスペンで開催された「アスペン国際デザイン会議」に参加したことがきっかけです。この時の、この会議は、「JAPAN(日本と日本人)」をテーマに開催され、スピーカー・パネリストとして(故) 黒川紀章が議長を務め、日本全国より幅広い分野の専門家が出演、大きな反響を呼びました。これをきっかけに、この会議の意義である、異分野文化交流の精神を継承し、「21世紀の日本をグランドデザインする」ことをコンセプトに、翌1980年1月30日に梅原猛を代表とし、幹事として黒川紀章 高階秀爾 粟津潔 草柳大蔵 山本七平 吉田光邦らが集まり当フォーラムの前身である非営利団体「日本文化デザイン会議」の名称で設立されました。

その後、組織名と同名の「日本文化デザイン会議」を日本の地方中核都市で毎年1 回開催。1990年からは組織名を「日本文化デザインフォーラム」と改めて、黒川紀章が代表を務め、第2ステージの10年間の活動を行ってきました。さらに、2001年からは代表制を改め、集団指導体制の幹事制として、第3ステージの活動に入りました。日本文化デザインフォーラムは、1980年の創設以来10年ごとにその姿を見直して来ました。この間に横浜会議から始まり各地方自治体と共催して行うナンバー会議は、2008年度 赤坂で記念となる30回目の会議を開催致しました。同じく、日本文化デザイン賞も30回 開催致しました。2009年には創設30周年を迎えました。

日本文化デザインフォーラムは、1980年の設立以来、非営利の任意団体として40年に渡り活動してまいりました。このたび社会により貢献する団体として、新たなステージ、多様な活動への取り組みを推進する団体として、また、国際的視野に立って行動する団体として、2011年8月1日「一般社団法人日本文化デザインフォーラム」として新たにスタートいたしました。

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