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ラボ NEWS
2019年02月01日
黒川雅之さんより 「モノラボ」 第23回開催のお知らせです。

JIDF モノラボ 第23回(2018年度第3回)

みなさま、JIDFモノラボ第23回の開催が決まりましたのでご案内いたします。

次回のモノラボは横河健君です。

彼は日大芸術学部での教え子であり、元スタッフでもあり、ずいぶん長い間、共に過ごした関係です。

僕のスタジオは小さな組織ですから濃密な関係なのですが、

その彼が巣立って一人前に大活躍してこうしてその後の報告を聴けるのはなんとも嬉しいことです。

神経質なほどにディテールに拘る彼の空間は彼の人柄を反映して研ぎ済まされた斉一な空気を漂わせています。

僕の誇りは僕自身はもらっていないのに日本建築学会賞を元スタッフが二人も受賞していることです。

彼とそして岸和朗君がそうです。僕を超えてがんがんと活躍しているその一人です。

僕はもう半世紀を超える年月、建築からインテリア、プロダクトデザインを一つのものとして考えデザインしてきました。

僕が今夢中でいるのはこれらを総合する思想の構築です。その中で建築がどう僕たちに関わっているか、

横河君の仕事を通じて考えてみたいと思っています。

お待ちしています。

ラボマスター 黒川雅之


<横河さんからのメッセージ>

タイトルは未だ考え中ですが、「建築家・黒川雅之に学んだこと」については入ると思います。

「モノづくりは自分自身を映すこと」かな?。

要は・・・

黒川雅之事務所を出たのが1976年ですからもはや40年以上も前のことになります。

ですから記憶としてはだんだん薄れているのでしょうが、しかしながら、

その後の私の仕事を振り返る度に黒川先生から学んで来たことが大きかったのではないか? と思い当たるのです。


私の独立してから(’76〜’82は共同主宰)の仕事は、公共建築、私企業の建築・オフィス・工場、

クリニック、デベロッパーの集合住宅、個人住宅、ほか多岐に渡りますが、

同時に家具(とくに椅子の開発)、照明器具、ドアノブ、フック、ツマミ、掛け時計、腕時計、

・・・最近ではボールペンに至るまでのプロダクトデザインも手がけています。

そして建築づくりのコンセプトでよく使う「テリトリーの概念」「環具」などの考え方も、

原点は最初に建築を学んで来たことと、その後の「自分の育ち方」なのです・・・

横河健


JIDF モノラボ 第23回(2018年度第3回)

■日  時: 2019年2月1日(金)

      18:30~ 開場 

      19:00~ 講演 

      20:30~ 懇談会 (持ち寄り歓迎です)

■場  所:株式会社 K&K(黒川雅之建築設計事務所)

      東京都港区西麻布3-13-15 ケイプラザB2F

      https://goo.gl/maps/9aKtdUC3RQE2

■講  師:横河 健さん

■参加申込:メールにて受付。申込順に受付番号をお知らせいたします。

      下記必要事項を明記の上、k-info@k-system.net までお申込み下さい。

      (1)氏名、(2)所属、(3)連絡先(複数名の場合は(1)(2)(3)を全員分)

■注意事項:

※申込多数の場合は申込先着順とさせて頂きます。

※ご来場の際は必ず事前申込の上、返信メールに記載の整理番号をご確認の上、ご来場をお願いします。


※申込&問合せ先

株式会社K&K 室岡

e-mail:k-info@k-system.net

phone:03-3746-3601