ラボマスター:吉村文彦
ラボディレクター:近藤高弘、若林広幸
里山とは都市域と原生的自然との間に位置していて、集落をとりまく林と畑・水田や小川・ため池、草地などを含む生態系である。
日本人の原風景であり日本文化をはぐくんできた身近な半人工的自然である。
1960年代後半の高度経済成長期に、私たちは里山依存の生活を化石エネルギー源依存の生活に切り替えた。
近代化した生活は便利にも豊かにもなった。
しかし山は放置されたため緑豊かになったが、生息地が減少もしくはその質が劣化したため、生物相は貧弱となった。
環境省のレッドデータブックに記載されている絶滅の恐れがある生き物の5割が生息している(いた)と考えられている。
里山が生物の多様性上貴重な生態系といわれる所以である。
その保全には里山の利活用が必要と考えられる。
そこで本ラボではアカマツ林に着目し、マツタケの生える里山(アカマツ林)づくりをデザインする。
放置された里山林を手入れすると多量の材など有機物が生じる。
その利用には岩倉焼(陶芸作品)生産を行っている。
本年度は幅広く里山のデザインを議論しその実践を試みたい。
まつたけ山復活させ隊(代表:吉村文彦)は、2015年6月に満10周年を迎える。
まつたけ山復活させ隊はこれを記念して10年の活動を振り返り今後の展望を議論する。
松茸山再生と岩倉焼ラボは、まつたけ山復活させ隊と連携してシンポジウムや里山保全活動などを行う。
【月日】
2015年6月25日(木) 【時間】午後3時30分~午後8時
【場所】
レストラン ドゥ シュウ
Tel.075-723-3607 京都市営地下鉄烏丸線北山駅(京都駅から15分)下車④番出口上がる右すぐ
【会費】
5,000円
(当日いただきます.ビュッフェ式和洋折衷料理、フリー ドリンク制)
開場
14:00
記念講演
15:30 司会 (石原 敏行)
実行委員会挨拶(三輪 新造)
講演
15:40 ①10年の歩み 現状と課題と展望
吉村 文彦(JIDF会員.30分)
16:10 ②岩倉焼と里山
近藤 高弘(JIDF会員.陶芸・美術家 25分)
16:35 アピール
各作業班 班代表(11班:40分)
交流会
17:30~20:00
【問い合わせ・参加申し込み】
まつたけ山復活させ隊代表 吉村文彦(090-6227-4305)
あるいはmiyakomatsutake@gmail.comまで。