インターデザインフォーラム TOKYO 2024 VOL31
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インターデザインフォーラム TOKYO 2022 VOL22
インターデザインフォーラム TOKYO 2022 VOL21
インターデザインフォーラム TOKYO 2022 VOL20
インターデザインフォーラム TOKYO 2021 VOL18
インターデザインフォーラム TOKYO 2020 VOL15
インターデザインフォーラム TOKYO 2020 VOL14
インターデザインフォーラム TOKYO 2020 VOL13
インターデザインフォーラム TOKYO 2019 VOL12
JIDF学生文化デザイン賞2019
インターデザインフォーラム TOKYO 2019 VOL11
インターデザインフォーラム TOKYO 2019 VOL10
インターデザインフォーラム TOKYO 2018 VOL9
JIDF学生文化デザイン賞2018
日本文化デザインフォーラム 2012 アートプロジェクト with 北本ビタミン
BS12TwellVでの番組『発想力学~トップクリエイターのアタマの中~』
里山のつどい・日本文化デザインフォーラム「自然学」プロジェクトin秦野
日本文化デザイン会議 2010 アートプロジェクト with 北本ビタミン
いま、激しい勢いで世界は「個別化」と「グローバル化」が同時に進行している。対立的なこの二つの傾向が現代を覆い、劇的でしかも未来の見えない時代になった。
情報革命が進行することで世界は一つになったのに、国家も地域も個人も自己回帰を始めている。アメリカがそうであり、EUから離脱するイギリスも然りである。
この状況を僕はハイパー・ネットワークの時代と言っている。
このような時代に大切なのは世界を見渡す小さな「点」である。深く宇宙を極めた「個人」、世界に通じる「此処という場所」、そして、過去から未来を見通す「今という瞬間」こそが価値を持つ時代である。
これからも「今」を、「自己」をそして、「此処」を語り続けたい。
(黒川雅之)
興味あるのは「いのち」のこと。生と死は高齢な僕には興味深いテーマである。JIDF の初代代表だった梅原猛さんのレクチャーを文書化した「アニミズム再考」は面白かった。未来の思想を考えるとき、原点回帰してここから出発するといいと思っている。僕が今、探しているのはこの「原初思想」である。福岡伸一さんは「生命は反抗している」と言っているけど、どうも人生とは大きな力に流されながら逆らい続けていることらしい。生きるとはどういうことかを探して生きている。建築家でありながらプロダクトなど様々な領域を楽しんできた。今、崩壊しつつある職能を最初に壊し始めたのは僕だったかもしれない。物に分解して物学を考えてきた。物学研究会をもう四半世紀やっている。自己紹介するとこんな感じかな。建築家で、でも都市も家具も道具も建築だと思っている。建築家協会にもインダストリアルデザイン協会にも入っている。一番興味があるのは「美」のこと。それを探しての85 年だった。そもそもは名古屋工大でエンジニアリングを学んだからエンジニアだと思っている。早稲田で吉阪隆正先生の研究室員でもないのに影響を受けた。70歳で博士号、芸術博士を持つ。この20 年ほどは中国での仕事が多い。同じ顔をしているのに文化が違う。苦労も多いが喜びも多い。人生の最後の時期に色々なチャンスをもらったのは感謝である。結婚三回、息子ばかり四人いる。女性に縁が薄いらしい。
興味あるのは「あいまい・いいかげん」。これは高齢になった自己弁護かな。正確、正義、正解、正論、正しいことに、なんとなく窮屈さを感じている。これは社会にとって必要なものなのだろうけど、今の私はそんなに欲しくない。生きるための根本的な原始力よりも、幻想力、妄想力みたいな、あまり社会的価値のないものに、ますます心を惹かれている。だからといってニヒリストではないと思う。少しは面白く生きるための多少の努力はしている。嫌なことに結構勤勉な真面目さがあるので、ついついまわりに気を使うという習性がある。「もういいじゃない」と思うのだけれど、どうもこれは性格みたいで、困ったものだ。私は最後、一行のダジャレになれれば、墓はいらない。詩や絵を描く少年だった。16 歳で二科展に入選しているし、19 歳で詩集も出した。デザインを粟津潔さんに、虚構を寺山修司さんに、変態を団鬼六さんに学ぶ。ムサビ在学中に粟津先生の手伝いで「渋谷天井棧敷館」のデザイン、23 歳で寺山修司監督「書を捨てよ町へ出よう!」の美術。26歳でパリに1 年滞在。翌年、萩原朔美と「月刊ビックリハウス」創刊、サブカルを創生する。1980年から「日本グラフィック展」プロデュースし、日比野克彦らを排出。1989 年、世界デザイン博で住友館の総合プロデュース。2000年、糸井重里さんと「弐千円札」を提案し実現。2013年から澁澤龍彦「高丘親王航海記」を3 年間書写する。2022年12月、世田谷美術館で萩原朔美と「それぞれの2人展」開催。京都芸術大学客員教授、大正大学表現学部長。結婚2 回、息子ばかり3 人いる。女性には縁が超薄い。75 歳。
黒川雅之(JIDF 副理事長)、榎本了壱(JIDF 副代表幹事)両氏の対談中に出てくるキーワードをネット検索して、リアルタイムにビジュアル化していくのが、「キーワード・サーチャー」です。事前に画像を用意しないで、話に出てきたその場で検索します。必ずしも正確な情報に行き当たるかどうかはわかりませんが、話とズレることも想定内。対談をフォローするか、サポートするか、はたまたオジャマムシになるか。しかし多様性を標榜する現在にあって、情報的ノイズはこれまた楽しい。ヨシムラ氏は大正大学表現学部助教の、考現学的イラストレーター。